沿革
日本歯科保存学会の沿革
日本歯科保存学会は、昭和30年に歯科保存口腔治療学会として設立されました。その後昭和38年に日本歯科保存学会に名称変更、平成15年には特定非営利活動法人として認証を受け、平成17年には設立50周年記念大会(第123回秋季学会)が挙行されております。この間、わが国の歯科臨床系学会の主軸の一つとして、また、保存修復、歯内療法、歯周療法の三領域を幅広く包含する専門学会としての立場から、「歯を保存するための学問と医療」に終始取り組んでいます。機関誌である日本歯科保存学雑誌は昭和33年に創刊され、令和7年には第67巻を刊行するに至っています。
現在は会員総数約4500名で構成されており、学術大会開催(年間2回)、学会誌の発行をはじめとする学術・研究・教育活動は言うに及ばず、歯科保存学に関連した医療や予防を発展普及させるためのさまざまな活動を行っています。
日本歯科保存学会年表
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昭和17年(1942年)
保存談話会開催(東京・泰華楼)
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昭和23年(1948年)
再開第1回保存談話会開催(東京歯科医科専門学校)
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昭和30年(1955年)
歯科保存口腔治療学会設立総会(日本大学歯学部講堂)
初代会長 檜垣麟三教授(東京医科歯科大学)
原則として年間3回(総会1回、例会2回)開催 -
昭和33年(1958年)
日本保存歯科学雑誌発刊
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昭和38年(1963年)
学会名称を日本歯科保存学会に変更
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昭和47年(1972年)
機関誌名称を日本歯科保存学雑誌に変更
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昭和52年(1977年)
学会開催名称を春季学会、秋季学会に変更
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昭和53年(1978年)
春季学会(総会併催)、秋季学会の年間2回開催となる
日本歯科保存学雑誌(第21巻)年間3号発行となる
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昭和59年(1984年)
日本歯科保存学雑誌(第27巻)年間4号発行となる
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昭和61年(1986年)
日本歯科保存学雑誌(第29巻)年間6号発行となる
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平成 3年(1991年)
日本歯科保存学会認定医制度制定
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平成 5年(1993年)
認定医研修会開催開始(第98回春季学会より)
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平成 7年(1995年)
日本歯科保存学会表彰制度(学会賞・奨励賞)制定
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平成 9年(1997年)
大韓歯科保存学会との交流協定締結
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平成11年(1999年)
第1回日韓歯科保存学会学術大会開催(ソウル)
以後、年1回日韓交互に開催(秋季学会に併催) -
平成12年(2000年)
日本歯科保存学会デンツプライ賞制定
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平成15年(2003年)
特定非営利活動法人の認証取得
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平成16年(2004年)
表彰制度改正。学会賞、学術賞、奨励賞の三賞となる
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平成17年(2005年)
特定非営利活動法人日本歯科保存学会専門医制度制定
設立50周年記念大会(第123回秋季学会)開催
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平成18年(2006年)
特定非営利活動法人日本歯科保存学会50周年記念誌発刊
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平成19年(2007年)
日本歯科保存学雑誌(第50巻)新装丁(A4版)となる
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平成26年(2014年)
台湾牙體復形学会(旧称:中華民国牙體復形学会)との交流協定締結
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平成27年(2015年)
設立60周年式典(第133回秋季学会内で実施)開催
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令和2年(2021年)
トルコ歯科保存学会との交流協定締結
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令和4年(2023年)
専門医・認定医優秀ポスター賞制度創設
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令和5年(2024年)
日本歯科専門医機構より「歯科保存専門医制度」認定。同年9月13日付文書「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針の一部改正について」により、同資格が同日より広告可能となった。